デガウス(残留磁気除去装置)

デガウスは直流電源と電磁クラッチ・ブレーキとの間に並列に接続して用いる残留磁気除去装置です。残留磁気の影響により電磁クラッチ・ブレーキの作動が不完全な場合、遅い場合に用います。逆電流の働きにより確実に作動させることができます。電源からの直流電圧が遮断されると、デガウス内のコンデンサにより電磁クラッチ・ブレーキに僅かな直流逆電流を印加し電磁クラッチ・ブレーキ及びディスクの残留磁気を消滅させます。最適逆電流印加時間は電磁クラッチ・ブレーキの内部抵抗や機構により異なりますが0.1秒~0.5秒程度になります。デガウスでは可変抵抗ツマミにより最適値のプリセットを行ないます。その後コンデンサの劣化がない限り可変抵抗ツマミは調整の必要はありません。 デガウスは弊社の電磁クランプMDB形、電磁ディスクブレーキGDN形の為に開発されたものですが、他社の電磁クラッチ・ブレーキ及び電磁製品に対しても内部抵抗値が10Ω~100Ωの範囲にあれば有効に使用することができます。

DG-07

作動源
電気
動作電圧
DC24V
概略寸法
95×75×61.7mm
取付ボルト
M4
質量
0.2kg

  • A 35.4mm
  • B 21.5mm
  • C 16mm
  • D 3.2mm
  • E 1mm
  • H 75mm
  • J 5mm
  • L 95mm
  • N 65mm
  • P 85mm
  • T 1.6mm